オプションNo.419

八ヶ岳 八子ヶ峰(1,833m)、本沢温泉(2,110m)、根石岳(2,609m) 例会記録

概要

『雨の八子ヶ峰とワイルドな「野天の湯」を楽しむ山旅 ―コマクサと混浴の湯けむり珍道中― 』

日時

2026年7月18日(土)~20日(月・祝)

天候

18日/雨、19日/晴れ、20日/晴れ

担当

西野、桝田

集合

7/18 7:00難波・南都前銀行前

行程

7/18 大阪 ⇒ スズラン峠駐車場 12:00 → 八子ヶ峰 12:30 → スズラン峠駐車場 13:30 → 原村・小松山荘(泊)

7/19 泊地 ⇒ 唐沢鉱泉 8:10 → 黒百合ヒュッテ 10:45~10:55 → 中山峠 11:20 → 本沢温泉 14:15(泊)

7/20 泊地 6:00 → 夏沢峠 7:15 → 根石山荘(コマクサ)8:20~8:30 → オーレン小屋 9:05~9:20 → 夏沢鉱泉(入浴)9:55 → 桜平駐車場 ⇒ 唐沢鉱泉 ⇒ 大阪

参加者

大森、南、池田、村木(と)、古松、金田、島野、岩谷、佐野、中原(正)、森本、岡部、峯岡、高橋・・・計16名

7月18日 15:53 蓼科高原八子ヶ峰東峰ヒュッテアルビレオ(営業終了)前

    八子ヶ峰のヒュッテアルビレオ休業中

八子ヶ峰

八子ヶ峰からの下り

・7月18日 雨の八子ヶ峰

天気はあいにくの小雨。

晴れていれば、八子ヶ峰は車山と並んで八ヶ岳連峰を眺めるには最高の場所です。アプローチも意外に短く、半日あれば十分楽しめるお手軽な山なのですが、この日は残念ながら八ヶ岳連峰は雲の中。 そこで予定を縮小し、スズラン峠から八子ヶ峰東峰までの往復としました。

それでも、雨の中を軽く歩くにはちょうどよいコース。まずは初日の足慣らしです。

下山後は原村の「もみの湯」で温泉に浸かり、汗を流します。

そして夜は、EPEの定宿となった小松山荘の山の幸で夕食を囲みながら、明日からの本格的な山行に備えます。

   

7月19日 唐沢鉱泉への林道に並んだ登山者の車

8:06 唐沢鉱泉前で出発の体操と挨拶

唐沢鉱泉の源泉

すぐに現れる橋

唐沢鉱泉から黒百合

    苔の聖地北八ヶ岳

10:56 黒百合ヒュッテ

銀竜草 (ギンリョウソウ)

ミドリ池周辺の湿地帯

14:02 苔や藻で覆われたミドリ池

九輪草(クリンソウ)

   

14:22 本沢温泉に到着

コオニユリ

本沢温泉の露天風呂が日本の高所一番

    野天の湯女子

男女機会均等の露天風呂(いわゆる混浴)

西野リーダーの夕食前の挨拶

本沢温泉夕食

・7月19日 いよいよ本沢温泉へ

この日は朝から晴天。

三連休ということもあり、桜平方面へ向かう道路は、路上駐車が延々と続く状態です。

「これは駐車場所を探すだけで一苦労か」と思っていたところ、なんと桜平の中間駐車場に幸運にも1台分の空きスペースを発見。

迷わず西野号をデポし、他の車は先に唐沢鉱泉へ向かっています。

唐沢鉱泉で先発隊と合流し、いよいよ黒百合ヒュッテを目指して出発。

……ところが、この登山道。

「いつまで続くんや!、この森は……」

そんな声が聞こえてきそうな樹林帯をひたすら歩き、ようやく黒百合ヒュッテに到着。ここでしばし休憩です。

黒百合ヒュッテから中山峠までは、わずか10分ほど。しかも比較的緩やかな道です。

ところが、中山峠を越えた途端、状況が一変。

最初の10分ほどは、まるで滑り落ちるような急降下です。

このあたりは、東天狗岳側(佐久側)の山体崩壊によって地形が急峻になったとされています。

急降下を終えると、再びシラビソの樹林帯。

ここからが長い。

展望のない樹林帯をひたすら歩くこと約2時間半。

「まだ着へんのか……」

そんな思いが頭をよぎり始めたころ、ようやく本日の目的地、本沢温泉が見えてきました。

14時15分、無事到着。

チェックインを済ませると、男性陣は当然のように、お目当ての「野天の湯」へ直行です。

・いざ、野天の湯へ!

本沢温泉から歩くこと約10分。

谷間の左岸に現れたのは、囲いも脱衣所らしい脱衣所もない、湯舟だけの野趣あふれる露天風呂。

それが、知る人ぞ知る「野天の湯」です。

アウトドア感、ワイルド感、そして開放感が半端ではありません。

「これぞ岳人の湯!」

そんな気分で湯に浸かっていると、ほどなくしてEPE女子軍団が登場。

その姿を発見した瞬間、男性陣は反射的に逃げ場と目のやり場を探してしまいます。

ところが、女子軍団はまったく躊躇する様子もなく、堂々とご入湯。

さすがです。

岳人の湯では、男女ともに細かいことは気にしない――。

これもまた、山旅ならではの醍醐味ということでしょうか。

・山小屋泊ならではの夜

温泉から戻ったあとは、本沢温泉前のテラスで、夕食までの時間をのんびり過ごします。

山の話、温泉の話、今日の道中の話……。

こうしてウダウダと語らいながら時間を潰すのも、山小屋泊ならではの楽しみです。

さて、今夜の「部屋」と言ってよいのかどうか。

上下2段の棚のようなスペースです。

上段が男子、下段が女子。

男女それぞれのプライバシーは、辛うじて確保されております。

まさに、山小屋ならではの「コンパクト設計」です。

   

7月20日 5:58 本沢温泉を出発

硫黄岳

朝から露天風呂 登山道から丸見えでした

ハクサンシャクナゲ

7:17 やまびこ荘(夏沢峠)

根石小屋付近からの根石岳と天狗岳

高山植物の女王コマクサ

   

9:07 オーレン小屋

9:57 夏沢鉱泉

・7月20日 コマクサを見ながら下山

最終日も朝から晴天。

朝食を済ませ、6時に本沢温泉を出発します。

まずは夏沢峠へ。

地図を見ると等高線が詰まっており、かなりの急登を覚悟していました。

ところが、意外や意外。

登山道がしっかり整備されているため、思ったほどの疲労感もなく、順調に夏沢峠へ到着。

そこから根石山荘方面へ向かい、この日のもう一つのお楽しみ、コマクサを鑑賞します。

可憐な花にしばし足を止め、八ヶ岳の山旅を締めくくります。

その後はオーレン小屋を経由して桜平へ。

桜平にデポしておいた西野号にドライバーを乗せ、唐沢鉱泉へ移動します。

唐沢鉱泉に全員が集結したところで、最後のお楽しみ。

もちろん、温泉です。

三日間歩いた身体を温泉でゆっくり癒し、今回の八ヶ岳山行も無事終了。

雨の八子ヶ峰から始まり、長い樹林帯歩き、ワイルドな「野天の湯」、そしてコマクサ。

そして何より、16名でワイワイ楽しんだ三日間。

毎日温泉三昧の三日間でした。

今回もまた、山と温泉と仲間に恵まれた、思い出深い山旅となりました。

   

               記録:西野    写真:桝田、西野