オプションNo.401

河口湖・三つ峠山(1785m)、御殿場・越前岳(1507m)

概要

『富士山を北から見れる山と富士山を南から見れる山に出かけました。富士の展望台として、いずれも人気の山です。

三つ峠山・・最も均整のとれた富士が見れます。富士写真のメッカで写真家が集まってきます。

越前岳・・・「1年中ハイカーがあふれる人気抜群の山。前は富士、後ろは駿河湾が・・」とガイドブックには、うたわれています。』

日時

2025年4月17日(木)~19日(土)

天候

4月17日(木)~19日(土)全日 晴

担当

翁長、河合

集合

4/17(木) 7:30新大阪駅 千成ひょうたん前

行程

4/17(木) 新大阪⇒三島⇒河口湖⇒三つ峠山登山口~三つ峠山荘(泊)

4/18 (金)  三つ峠山荘~霜山~天上閣展望台~河口湖⇒三島⇒岩波⇒愛鷹山(あしたか)登山口駐車場 テント(泊)

4/19(土) 愛鷹山登山口駐車場~富士見峠~黒岳~富士見峠~富士見台~越前岳~十里木⇒岩波⇒三島⇒帰阪

参加者

岩本、笠松、花田・・・計5名

   

今回は富士山を北からと南から眺めてみようと云う例会でした。越前岳では幾度となく素晴らしい富士山に出会え、そのたびに撮影タイムにとなり、行程がかなりオーバーしてしまいました。しかし楽しかった。

4月17日 15時出発

三つ峠山荘までこのような林道を行く

16時45分、三つ峠山荘着

三つ峠山荘

山荘前で振り返ると秀麗な富士の姿が

4月17日 晴

8:48発「ひかり500号」に早く並んだが意外と空いていた。三島駅には11時過ぎに到着。今日は三つ峠山荘泊なのでシュラフ、テント等不要な荷物は、駅近辺のコインロッカーにデポする。昼食後、予約していた「三島・河口湖ライナー」のバスで河口湖へ。河口湖駅周辺はすごく混乱している。ほとんどが欧米人、少しだけ中近東の人、中国の人は5~6人、日本人は私たちとバスの関係者ぐらい。言葉が分からないのでウロウロしている。タクシー乗り場には20m位並んでいる。事前に連絡しておいたタクシー会社へ電話する。8分で行きますとの事。おお助かり。15時やっと登山口着。林道を三つ峠山荘へ。山荘に着いて初めて雪をまとった富士に出会う。スケールの大きさと円錐形の姿に圧倒される。「素晴らしい!」とカメラタイムが始まる。この夜は三つ峠山荘泊。

4月18日 日の出を待つ 丸い明りは撮影者のヘッドランプ

    おぼろ月と富士

三つ峠山山頂碑と富士 三つ峠山定番の写真

いよいよ日の出

山頂での記念写真

山頂での山岳修験者 日の出に向け行をしている

太陽の前に薄雲がかかり、赤富士にはならず、残念 しかし富士のスケールは写真では表せない素人では

三つ峠山の岩場 ここは、かつて西村 晶氏が全日本岩登り大会で入賞し、ソ連の国際岩登り大会でも入賞したきっかけを作った岩場

7時 河口湖へ向け山荘を出発

大台ヶ原に似たような所

9時 霜山着

天井閣ロープウェイ駅

ゴンドラの中からの河口湖

愛鷹山登山口駐車場にてキャンプ

4月18日 晴

早朝の富士山を見ようと4時半起床。ヘッドランプを付け15分位の頂上へ。おぼろ月と富士が闇夜に浮かんでいる。頂上で日の出を待つが思ったより冷えていない。太陽があがってきた。うす雲が太陽の前に出ていたので、赤富士は駄目なようだ。日の出というのは、いつも荘厳な気持ちにさせられる。私たちの少し離れた所で山岳修験道の行者がいる。朝日に向い何やら行をしていた。この行者は大峰にも来たことがあるとの事であった。私たち5人は写真を撮りまくっている。何しろ、このような機会はめったに無いし、このために大阪から来ているのだから。感動の連続である。 富士の遠望に堪能して小屋に戻る。朝食後は尾根道を河口湖へ。まるで大峰の奥掛道のような心地よさを感じる。ロープウェイ駅近くまで来ると人出が増えてきた。ここも外国人が多い。ロープウェイで下山し昼食をとる。河口湖駅に着くと、又また大変な混みようだ。バスの係員はあまりの忙しさに興奮していて何か聞くと「あなた方は日本人でしょう!これを見て分るでしょう!」と怒鳴られる。意味不明だが「ハイ」と云うしかなかった。 どうにか予約していたバスに乗れて三島へ。コインロッカーにデポしていた荷物を回収し、沼津⇒岩波⇒タクシーにて愛鷹山登山口駐車場へ。テントとツェルトを張り終えてほっとする。この夜は雲が多く雨が気にかかる。明朝、雨だったら登山中止と皆に伝えて就寝。

4月19日 5時40分テント撤収

6時15分 サァー! 黒岳目指して

富士見峠

黒岳展望台からの富士 ここは山頂ではなかった

スギの大木 裾野市も天然記念樹 百三十戸で守っているらしい 写真より実際はもっと大きい

8時 黒岳山頂

黒岳頂上から振り返ると、この景色 満開の桜と富士 素晴らしい!

新緑と富士

12時 越前岳山頂 ハイカーが多い

十里木への下山途中から見た富士とメンバー

満開の桜

十里木への下山途中 ビユーポイントが多く、何回写しても飽きない富士

十里木公園展望台まで下りてきた バス停はすぐ下に見えている またもや撮影タイム

十里木バス停 タクシーを呼ぶ

4月19日 晴

5時起床、テント・ツェルトを撤収し余分な荷物は藪中にデポ。6時15分出発。今日のクライマックスは黒岳からの富士である。黒岳展望台から今日初めての富士を見る。三つ峠山と同様、富士のスケールと端正な姿に全員「ワァー」と声が出る。山の下から砲撃音がひっきになしに聞こえてくる。自衛隊の演習場だ。ここからあと少しで黒岳山頂。三角点から振り返ると桜が満開である。桜の後ろには山すそを広げた大きな富士が座っている。桜と富士のコンビネーションは、今回の山行で最もインパクトの強い素晴らしい景観であった。ここでコーヒでも沸かして、ゆっくりと富士を眺めていたいが、そうもいかず越前岳へ。 富士見峠へ下り、上り返して越前岳へ。途中、何パーティにも追い越される、が気にせずノンビリと行く。私たちは1人を除き、80歳前後の高齢者のパーティである。例えるならばローカル・トレインなのだ。越前岳頂上は多くの人で賑わっている。ガイドブックにあったように「年中、ハイカーがあふれる人気抜群の山・・」と云うのは本当であった。 十里木まで富士を正面に見ながらの下山になる。従って撮影タイムが多くなり時間が掛かる。予定の時間を大幅に遅延した。十里木にタクシーを呼び、デポした荷物を回収して岩波駅へ。 これで富士を見る山旅は終わった。「胸やけする」ほど素晴らしい富士を堪能してきました。

               記録:翁長    写真:翁長